スタイリング剤の種類
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今回は日本市場にある主なスタイリング剤についてお話できればと思います。
スタイリング剤は、髪の毛のスタイリング・整髪に使用されるヘアケア製品の一種で、現代ではさまざまな種類が存在します。
現在の日本市場にある主なスタイリング剤をご紹介します。
ワックス、ヘアワックス
ヘアワックスは、髪をスタイリングし、ホールド力や質感を演出するための昔から人気のあるスタイリング剤です。一般的なヘアワックスの特徴を挙げてみます。
特徴としては、一般的には強めのホールド力・セット力があります。これにより、整ったスタイルや特定の髪型をキープするのに適しています。
種類によってはライトなセット力を打ち出したライトワックスや、強力セットを売りにしたハードワックス、ツヤ感ないマットワックスもあります。
髪の毛に自然なツヤ・光沢を与え、過度なマット感を防ぎます。適度に健康的な髪の毛を表現することができます。
全体の質感としては動きを持たせたいスタイルに適しています。髪の毛の流れや立体感を演出できます。
基本は香りも特徴の一つとしてあり、使用者の好みに応じて様々で、フルーティ、ウッディ、シトラス、無香料のものも存在します。
相性のいい髪の長さは、短い髪からミディアム程度の長さまで、様々な髪型に使用できます。
配合成分も様々で、ビーズワックス、キャンデリラワックス、ミツロウなどの天然成分を含むもの、またはポリマーやシリコンなどの合成成分を含むものがあります。これらの成分はホールド力やテクスチャー、付けた後の質感を向上させてくれます。
1番ポピュラーで人気のヘアワックスは、整ったビジネススタイルからカジュアルなスタイルまで、幅広い髪型に利用されます。男性だけでなく、女性も簡単に扱えるため、幅広い層に人気です。
ポマード
近年のバーバーブームの復調もあり、再脚光を浴びているのがポマードです。
日本では昭和初期に流通し始め、一躍世の男性の必需品となり、それまでは整髪するのが難しかった昭和初期時代に、髪の毛を濡らしてポマードを付け、櫛で梳かして整髪するという文化も根付きました。
日本の昔の人の写真を見ると、皆さんピシッと決まってるイメージがありますよね。あれはおそらくポマードを使用してるかもしれません。
近年では、クロップスタイルやフェードカット、オールバックなどクラシックスタイルに人気なポマードです。
特徴としては、ポマードは中程度から強いホールド力を持ち、髪型をしっかりとキープできます。同時に、ツヤと質感を髪に与えます。ウォーターベースのもの(水性)が現在では主流なので、洗髪のときにシャンプーを多く付けなくても洗い流せるのも特徴です。
相性の髪型は短髪で毛流れを演出するスタイルから、ミディアム、ロングヘアまで幅広い髪型に使用されます。クールで整った髪型から、ナチュラルでリラックスしたスタイルまで相性はいいです。
最近では、パーマスタイルのウェーブ感も出してツヤ感も出すのにも人気です。
ヘアバーム
ナチュラルなセット力で近年人気の傾向にあるヘアバームは、髪のスタイリングやケアに使用される製品であり、自然由来の成分を用いたものが多く、オイルを固形させたものやバターのようなものをさし、製品によっては1個で髪の毛から手やお肌にも使え、ベーシックなアイテムになります。
保湿成分や栄養成分が含まれていることが一般的です。これらの成分が髪の毛に浸透し、乾燥を防ぎ、健康な髪を保ちます。また、髪の毛の表面を滑らかにし、しっとりとした質感を与える効果もあります。
髪の毛を整え、まとめるスタイリングするための効果があります。髪の毛に適量を塗布することで、髪をまとめ、まとまりやツヤを与えることができます。また、広がりを抑え、髪の毛を整えてより美しいスタイルを作り出します。
髪の毛に自然な仕上がりをもたらします。髪が固くなりすぎず、自然な動きや柔軟性を保ちながらスタイリングすることができます。そのため自然な髪型を好む人に適しています。
トリートメント要素が入っているものも多く、髪の毛を外部からのダメージや熱から保護する効果もあります。ヘアアイロンや紫外線から髪を守り、髪の毛を健康な状態に保ちます。また、一部のヘアバームには、髪を修復する成分も含まれていることがあります。
オイルをベースとして構成されているものが主流だが、固形化されているため手に取った質感としてはワックスよりも少し硬い。しかし手の温度でサッと溶けるためヘアオイルのように髪にすぐになじんでくれる。
セット力は弱めのものが多いですが、毛流れを作ったり、まとめたりするのに適した近年注目されているスタイリング剤です。
ヘアジェル
ジェルは昔から整髪という面では一番、強力かもしれません。スタイルをしっかりキープしたい場合や、スリックバックやスパイキーなスタイルにも使用されます。サラリーマンや髪の毛をまとめたい時には相性抜群ですね。
強力なセット力が特徴で、髪の毛に高いツヤ感を与えます。
一般的に水とポリマーという成分をベースに作られていて、強力さセット力とツヤ感が実現できるのですね。
ジェルをお使いいただいた方は分かると思いますが、速乾性が非常に高いです。スタイリングしている際にすぐ固まります。触るとパリパリした質感に変わります。
これにより長時間キープ可能でありながら、朝支度も簡潔に楽ちんに終わらせれます。
透明の光沢感で水をベースに作られているので、洗い流しも簡単。お風呂ですぐ落とせます。
ジェルはその強力なホールド力や速乾性などから、整ったスタイルを求める方やアクティブなライフスタイルを持つ方に人気があります。
ヘアムース
ムースの特徴は軽いテクスチャーで泡状のスタイリング剤です。髪にボリュームと柔軟性を与えます。軽いホールド力でナチュラルで柔らかいスタイルを作りたい場合や、パーマのカールをキープしたい場合に適しています。
ヘアムースは、髪の毛にボリュームを与える効果があります。泡状のテクスチャーが髪に密着しやすく、髪の根元からしっかりと持ち上げることができます。そのため、ヘアムースを使用することで、ぺたんこな髪型に立体感やボリュームを加えることができます。
軽いホールド力を持つため、髪の毛を自然な形に保ちながらも、柔らかく動きやすいスタイルを作ることができます。髪が硬くなりすぎず、自然な仕上がりを実現します。また、ヘアムースを使用することで、髪の毛が広がりにくくなるため、まとまりのあるスタイルを保つことができます。
多くのヘアムースには、髪を保護する成分が含まれています。これらの成分が髪を包み込み、外部からのダメージを防ぎます。特に、ヒートプロテクターやUVフィルターなどの成分が含まれているヘアムースは、熱や紫外線から髪を守りながらスタイリングすることができます。
ヘアムースは髪の毛にボリュームを与え、柔軟性を保ちながらスタイリングするための優れたアイテムです。ミディアムからロングヘアの方やパーマスタイルで簡単にスタイリングをしたい方などに相性がいいスタイリング剤になります。
ヘアオイル
ヘアオイルは、髪の毛に栄養を与え、しなやかさやツヤを与えるために使用されます。一般的なオイルには、アルガンオイル、アボカドオイル、ココナッツオイルなどがあります。
一番の特徴としては、髪の毛に潤いを与える保湿効果があります。乾燥した髪の毛をしっとりとさせ、パサつきを防ぎます。特に、パーマやカラーリングなどの処理を受けた髪の毛には、ヘアオイルによる保湿効果が重要です。
髪に適量を塗布することで、乾燥やパサつきを防ぎ、しっとりとした質感を与えることができます。髪の毛のケアとして使われることが多いですが、整髪・スタイリング剤としても使え、髪の毛をスタイリングしながら修復もできるので、ヘアオイルは便利なアイテムになります。
ヘアスプレー
ヘアスプレーは、髪型をキープするために使用されるスタイリング剤の一種です。ベースは別のスタイリング剤を使い、ホールド力が高いため、最後の仕上げに使うことも多いです。
ヘアスプレーは、髪型を長時間キープするための強力なホールド力があります。髪の毛に薄くスプレーすることで、スタイルを固定し、風や湿気などの外部要因から髪を守ります。印象としてはホールド力が強いイメージですが、製品によって異なり、軽いホールドから強力なホールドまでさまざまなタイプがあります。
一部のヘアスプレーは、髪型を固めるだけでなく、柔軟性を保ちながら自然な動きを与えることができます。これにより、髪の毛が硬くなりすぎず、自然な質感を保つことができます。特に、動きのあるスタイルや自然なウェーブをキープしたい場合に適しています。
髪にボリュームを与える効果があります。髪の根元にスプレーすることで、立体感を出したり、髪を持ち上げてボリュームをアップさせることができます。特に、細い髪やボリュームのない髪にボリュームを与えたい場合に効果的です。
ヘアスプレーは髪型のキープはもちろん、ボリュームアップや崩れやすい前髪だけに使うこともでき、カッチリ固めて1日キープしたい人に相性のいいスタイリング剤です。
いかがでしたでしょうか。まだまだ深堀りするともっとスタイリング剤はあると思いますが、今回は主に使われているスタイリング剤をご紹介しました。
これらのスタイリング剤が幅広く使用されており、髪質やスタイルによって使い分けられています。各製品にはブランドごとに独自の成分や香り、特徴がありますので、自分の髪質や好みに合ったものを選ぶことが重要です。
是非皆さんの参考になれば幸いです。